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癒しと健康をもたらす“和”のハーブ

スカイラーク・アワノ

近年、女性を中心とした健康・美容志向の消費者を中心に、ヘルシーな食材として関心が高まっているのが、大葉(しそ)です。食卓での大葉のイメージは、お刺身などメインの料理に添えられる薬味といった控えめなものですが、昔からその薬効が認められ、民間療法などに重宝されてきました。

宮城県北に位置する美里町は、元々大葉の生産が盛んな町です。そこで約30年、大葉を生産する粟野家の長男・敏夫さんは「もっと気軽にたくさん大葉を食べて欲しい」という思いで、企画から製造まで様々な加工商品を手掛けています。大葉の可能性を熟知する生産農家自らが開発した商品は、それひとつで料理の色が決まる、大葉の個性を存分に引き出したものばかり。パスタやピザで馴染みのあるジェノベーゼソースを、西洋バジルではなく大葉を使うことで、より日本人の口になじむ“和”テイストに仕上げ、宮城県産の海産物や白米、麺類との相性もぴったりになるよう開発しました。また、ドレッシングやハーブティーなど “ジャパニーズハーブ・大葉“の可能性が広がっています。

そんな粟野さんの開発した商品で、ひときわ目をひくのが、昭和の大スター“美空ひばり”さんが、かつてよく好んで食していた味を再現した新商品「美空ひばりが愛した しそのスパゲッティ」。専属料理人監修のもと2020年に発売となり、話題を呼んでいます。実は敏夫さん、中学生の頃に耳にした歌声に衝撃を受けて以来、ひばりさんの大ファンに。実際に「しそのスパゲッティ」を味わい、いつかその味を実家で生産する自慢の大葉で再現できないものかと試行錯誤を重ねました。その後、奇跡のような出会いの数々と自身の努力が実って納得のいくひと品ができあがったといいます。

震災からの復旧など「今だに課題は多いです」と語る粟野さんですが、好きなことをきっかけに夢をかたちにした『スカイラーク・アワノ』自慢の味をぜひ味わってみてください。

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