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心と身体が美しく健康になれるものを届けたい

美尚志所

「与えられたことを普通にこなすだけなのは、むしろ苦手かもしれません」と笑顔を見せるのは、『美尚志所』を運営する横尾裕子さん。横尾さんは、化粧品販売の仕事をしていた経験を通して、健康と美容に関るさまざまな学びを得たといいます。真の美しさは、心と身体がどちらも健康であることで生まれる。そのためには、身体に良いとされる食事を毎日きちんと摂ることが大切だということが横尾さんの信念です。

『美尚志所』の商品開発のきっかけは、横尾さんの元に舞い込んだ「体によい油があるから、販売を手伝ってもらえないか?」という相談から。そのオイルを使った製品づくりを考えて以来、どんどんこだわりが出てきたといいます。その後、宮城県仙南地区の亘理町・山元町の地元食材を使った商品開発もスタートさせ、パッケージの企画開発や販路獲得の営業など、あらゆることを自身で行うようになりました。“健康は食に直結しているので、保存料・着色料・添加物を極力使用しない、身体に良い商品をつくって多くの人に届けたい”というコンセプトを支えているのは、これまでお世話になってきた地元の方々と関係性を大切に、地元のために尽力したいという横尾さんの強い思いです。

林檎本来の色素だけでかわいらしいピンク色になった「林檎のシロップ」を始め、亘理で採れる希少な「日本ミツバチのはちみつ」や山元町の「蕎麦粉」など、魅力的な食品を取り揃えている『美尚志所』。実店舗を持っていないため、開発した商品は地元の道の駅や、仙台市内のセレクトショップなどで販売をしています。

これからは、多くの人に商品を知って購入いただくだけではなく、より美味しくて栄養を逃がさない食べ方を直接伝える料理教室や委託先を会場にしたイベントも計画しているそうです。お客様とのコミュニケーションを大切に、横尾さんはこれからも身体と心が健康になるような食を追求していきます。

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