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特集

潮流で磨き上げられたくましく育つ、極上の海藻類

マルナカ遠藤水産

海藻の名産地として全国的にも名高い、宮城県石巻市の十三浜。東日本大震災の津波被害を乗り越え、ひたむきに自然と向き合いながら、ワカメ、昆布の養殖から加工・販売までを手がけている『マルナカ遠藤水産』。

山・川・海からのあらゆる恩恵が集約される十三浜の海藻の質の良さと、確かな加工技術による商品は、以前から評判が高く、これまで百貨店などの対面販売で出会ったお客様から「十三浜の海藻を一度食べたら、ほかのワカメ、昆布では納得できない」と、直接取り寄せを希望されることも多いそう。

「今年のワカメも肉厚で歯ごたえが良かったです」「昨年より柔らかめの出来ですね」など、毎年食べているからこそ、という感想を寄せてくれる方や、遠藤俊彦代表の父・先代の頃から三世代にわたってリピーターというお客様もいらっしゃるそうで、「おばあさん、お母さん、孫娘さんの三代で食べていただいていましたが、お孫さんが遠くの街に嫁つがれた時によその品物に浮気したけれど“やっぱりここのじゃなきゃ”とまたご注文をいただいたことがありました(笑)」と遠藤さん。

最近は、インターネット販売にも力を入れている中、お客様からは味の感想とともに、生産者が思いもよらない食べ方のアイディアが届くなどの嬉しい反響も寄せられるそうです。遠藤さんは「商品づくりへの大きな励みになります」と笑顔をを見せてくれました。また、遠藤さんは近年、生産者としてさらに踏み込んで理解を深めたいという思いから、東北大学大学院農学研究科と連携し、ワカメや昆布など海藻が持つ栄養成分の有効性を研究する取り組みを始めています。マルナカ遠藤水産からは「海産物」の提供、大学側からは「検証結果のデータ」の提供といった形で、産学連携の機会を活かして商品開発や情報発信を進め、「十三浜」の美味しい海藻を、さらに多くの方に届けるための挑戦を続けています。

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