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宮城のソウルフードは優秀な保存食

狩野食品株式会社

創業139年、当時温泉宿場町として賑わいを見せていた鳴子に、乾物屋・総菜屋として看板を掲げて以来、現在も変わらぬ姿勢で、伝統の味を守り続けている『狩野食品』。看板商品である「しそ巻くるみ揚」は、10年以上前より明治神宮への奉献品とされている宮城が誇るソウルフードです。

地元の方はもちろん、鳴子温泉郷への観光客にも長く親しまれている理由を「しそ巻きを製造、販売しているところは鳴子だけでも数多くありますが、明治15年の創業以来変わらない味を提供し続けているからではないでしょうか」と話すのは、専務取締役の狩野陽寛さん。「味噌の味が辛すぎず、甘すぎず、安心できるちょうどいい味」と、昔からお客様に喜ばれているものを、時を重ねて作り続けていくのは容易なことではありませんが、「安定の味」を大切に、どなたにも美味しく味わっていただけるよう丁寧に手巻きを続けています。

しそ巻きは、年配の方々にとっては昔ながらのお馴染みの味としてよく知られていますが、定番の白いご飯のお供やお弁当にはもちろん、しそ巻きの甘辛い味噌をペーストとしてパンに塗ったり、野菜スティックにディップしてみたり、アイスクリームと合わせてみたり、新感覚の甘辛スイーツとしての楽しみ方提案で、若い世代の食生活にも取り入れやすいような工夫にも力を入れています。

食の嗜好が多様化する現代、情報発信にも力を入れて「しそ巻き」の知名度を高めて可能性を広げたいと、狩野さんは抱負を語ります。お店で扱っている商品も、時代を経て、「缶詰め」から「瓶詰め」へなどの仕様は変化させていますが、中味はしそ巻き同様、原材料と製造方法にこだわりを持って作っています。永く愛されるものには、確かな理由があります。日本食の原点回帰といえる逸品を味わってはいかがでしょうか。

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